ケガをしたら氷で冷やすアイシング
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「RICE処置」(RICEは、Rest〈安静〉・Ice〈冷却〉・Compression〈圧迫〉・Elevation〈挙上〉の頭文字)ですが、このうちIce、アイシングは現在は古いとされているそうです。
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1978年にアイシングの必要性を提唱したドクターが
現在はその説を自ら否定する論文を発表したとw
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アメリカではアイシングは廃れた方法になっていて、
メジャーリーグやNBAなどではアイシングをしている選手をここ数年で見ることはなくなりました。
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アイシングに変わって行われている処置が「クーリング」。
アイシングが氷を使って0度以下に冷やすのに対し、クーリングは6~20度以下に冷やすことです。
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人間の体は炎症するから治るようになっています。
ですが過度の冷却は炎症活動を低下させる(=治癒力を下げている)にもかかわらず、痛みだけ取ってしまうため良くなっていると身体に勘違いさせてしまいます。
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また、アイシングで冷やしすぎてしまうと、神経を傷つけてしまう恐れもあり、結果的に回復が遅くなる可能性があるそうです。
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アイシングをした群としなかった群のその後の回復を調べた実験結果では、
「した」群のほうがその後の強度やスピードが低下していたことがわかったと。
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ただし、アイシング自体がすべて否定されているものでもないそうです。
やり方次第では、今も有効な応急処置とされていて、それが受傷後6時間以内の短時間スパンのアイシングです。
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10〜15分アイシングをし、20〜30分のレスティングをすることを、ケガをしてから6時間繰り返すというものです。
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受傷から48時間経った後は、冷やしても意味がない。
それ以降は冷やすことよりも温める温熱療法に切り替えるほうが治癒力は高まるそうです。