負けてしまいました。。。

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アジア、ベスト8で敗退はダメでしょう!!

PKは運もありますが、そこまでに決着をつけることができなかったのが敗因ですね。

 

今回、日本がPK戦までもつれこんだこともあり、ちょうどそれに関連する面白い記事をまたまた見つけたので紹介したいと思います。

サッカーのPK戦など、スポーツでの失敗のプレーが、他の選手に伝染してしまうのはなぜか??という研究結果が発表されました。人間には、他人の動きを無意識に予測してしまう、「脳の動き」に失敗が伝染してしまう原因があるようです。

人間は良いも悪いも脳裏に焼き付け記憶してしまうんですね!!

ここでの記事は「失敗の伝染」について紹介していますが、逆に上手い人のプレーを見たり、一緒にプレーすると上達が早いことも経験的に感じています。

ということは、下手な人は上手くなり、上手い人は下手になるのですかね??

以下、参考記事です。


 

R・バッジョ、伝説のPK失敗

サッカーのPK戦で記憶に刻まれているのは、1994年のワールドカップアメリカ大会決勝です。ブラジルとイタリアという強豪チームの対戦は、0-0のまま延長へ。それでも得点は入らず、PK戦になりました。

イタリアは4人目のマッサロがブラジルGKのタファレルに止められました。2―3とリードを許した後、5人目はエースで国民的英雄のR・バッジョ。エースのシュートは無情にもゴールを越えていきました。この瞬間、ブラジルの24年ぶりの優勝が決まりました。

「下手な人のプレーを見たら、熟練者も・・・」

マッサロの失敗がR・バッジョに影響を与えたのか。この疑問を解明しようとしている研究者がいます。情報通信研究機構・脳情報通信融合研究センター(大阪府吹田市)の池上剛さんと、フランス国立科学研究センターのゴウリシャンカー・ガネッシュさんです。2人は、ダーツの熟練者と素人に協力してもらい実験をしました。

素人が投げた映像を熟練者に見せ、その動作から、的のどこに当たるか予測してもらった後、実際に素人の矢がどこに当たったのかを伝えました。これを繰り返すと、熟練者は、素人がどこに矢を命中させるかわかるようになり、予測精度は高まりました。その後、熟練者にも矢を投げてもらうと、熟練者の予測能力が上がるにつれ、命中率が下がったのです。

別の熟練者には、素人が投げた矢の命中結果を教えませんでした。当然、素人がどこに矢を命中させるか予測する精度は落ちました。予測能力が上がらなかった熟練者に矢を投げてもらうと、プレーに影響は出ませんでした。

「下手な人のプレーを見たら、熟練者も下手になった」という結果から、人の動きを見てそれを理解(予測)する脳の働きは、自分が同じ動きをするための脳の働きと共通点があることがわかったそうです。

研究者の1人、池上さんによると、人間は他人の動作の目的や意図を読み取り、結果を予測することで、自分の行動を選択しているそうです。そのような脳の働きが、スポーツのプレーにも関係しているのかもしれません。池上さんは「他人への予測能力をうまく変化させることで運動の改善に役立つかもしれない。身体機能のリハビリやスポーツのトレーニング法にも生かせる」と話しています。

南アフリカ大会、駒野選手の場合は・・・

さて、思い出に残るPK戦といえば、2010年6月のサッカーワールドカップ南アフリカ大会の日本対パラグアイ戦もあります。3人目として登場した駒野友一選手の蹴ったボールは、クロスバーをたたき、はるか上に。この失敗により、日本は惜敗しました。ちなみに、駒野選手の次に蹴った4人目の本田選手はシュートを決めています。

PKで、前の選手の失敗の影響を受けないためにはどうすればいいのか。答えは「外したプレーを見ない」。ダーツ実験と同じように、脳の働きから見れば、「情報」を得ないことで本来の自分のプレーをすることができるそうです。