ほとんどの方が、痛みを抱え、軽い痛みならほうっておいて良くならないときに整骨院、治療院にみてもらうということになっています。

 

ほとんどの方の考えでは、痛みがなくなれば、イコール「治った」と思われる方が多いです。

 

たしかに痛みがおさまった後、何事もなく日常を過ごされる方はいます。.「痛みが取れる=完治する」方の体を施したときの印象は、筋肉も柔軟で、関節を動かしたときもスムーズに動く。施術をしていても流れるように施すことができ回復も早いだろなと思いながら施術をすすめます。

 

しかし、10年以上治療院に携わってきて、そのような柔軟性に富んだ体を施術する機会は滅多にありません。

 

多くの方は、例えば「腰の痛み」で来られたとしても、例えば「股関節周囲の筋肉が固い」、「足の外側に体重がかかりすぎ」、「背中が曲がっている(体の歪み)」など・・・ほかにもいろいろと、みていて不具合が見つかります。

 

「腰が痛い」で、ほかにもあちこちに不具合がある状態だと、腰の痛みだけを取ったとしても、いずれ腰に負担がかかってしまうことはメンテナンスを施す僕からすれば容易に想像ができます。

 

IMG_3766  IMG_3770 ジェンガ

上の画像は「ジェンガ」というゲームのものを使用したものですが、どちらの画像もバランスは取れています。

どちらの画像もバランスは取れていますが、どちらの画像がバランスが崩れやすいですか??

左の画像の状態から1本、2本と棒を抜いたとしても、乱暴に抜かない限り倒れませんよね。

右の画像の場合は、1本抜くときも、棒を丁寧にそっと抜かなければ・・・また、抜いてしまえば倒れるかもしれない状態です。「技」の視点からすれば、不安定でもバランスよく立たせることができれば、見ている人を魅了しますが、体の場合はそうであってはいけません。

 

ほとんどの方の体の状態がすでに右の画像のようにバランスが崩れた状態で来院します。いろんなところがバランスが崩れているのに、たまたま腰に一番痛みを感じているわけです。

 

「治す」、「改善する」ということは本来、左のジェンガの画像のように戻していかないとと思っています。

多くの方は痛みがなくなった時点、まだ右の画像のようにバランスが崩れた状態から1本、2本安定した状態で「治った」と思ってしまいます。

痛みは感覚なので、この話がわかったとしても、やはり痛みを感じなければそのままにしてしまいがち。。。

年齢を重ねていけば、右の画像のようにバランスが崩れた状態であれば、痛みがくるペースが速くなり、やがて手術、ひどければ寝たきりになっていきます。

 

体は年齢を重ねるごとに確実に衰えます。しかし、日々体を伸ばしたり、運動をしたり、崩れやすい場所・・・すなわち癖がわかり、常日頃からメンテナンスをしておけば、老化を遅らせたり、痛みが出なかったり、怪我をしてもすぐによくなる状態になるのです。

 

痛みがあれば、第一に痛みをとる。

この痛みを取ってほしいために来院されるので、これを第一に考えるのは当たり前だと考えています。

そして、バランスが崩れている人にはカラダメンテナンスという考えを理解していただき、その人に合ったカラダメンテナンスを作っていきたいと思います。

痛みはきっかけで、体を変えるきっかけだと思っています。

 

以上、フットサルやサッカーが上手くなるため、施術のパフォーマンスのため、研究のためにトレーニングをしている、カラダメンテナンス担当の牧野でした。

 

 

 

平野区 地下鉄谷町線 喜連瓜破駅から徒歩4分のところにある光栄整骨院

柔道整復、カラダメンテナンス(姿勢調整整体)、カイロプラクティックで痛みを第一に取り除き楽にします。

土曜日は午後6時まで、日曜日も診療!! インターネットからも予約ができます